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環境省 抗議文 2013年7月5日

2013年7月5日

環境省 総合環境政策局 環境保健部
企画課 特殊疾病対策室
室長 小林秀幸 殿

水俣病溝口訴訟原告     溝口秋生
上記訴訟弁護団 代表 弁護士 山口紀洋
(連絡先)水俣病溝口訴訟弁護団東京事務局
 鈴村多賀志

抗 議 文

 去る7月3日に、小林秀幸特殊疾病対策室長は、今回私どもが申し入れている交渉に関しての回答なるものを、弁護団には無断で、原告溝口秋生に直接面会して伝えました。
 これは、この件に関して互いに連絡窓口の担当者(環境省側 井口氏、弁護団側 鈴村)を決め、当方は担当者の氏名、連絡先を明示して、手順を踏んで対応してきたことを否定する背信行為です。
 さらに、私どもの今回の交渉申し入れは、原告および代理人である弁護団の連名で申し入れている以上、環境省は、交渉申し入れに関する一切の件につき、まず代理人と話すべきところ、代理人の了解も得ずに無断で、原告本人に直接面会する行為は、代理人制度を否定するものであり、到底許されません。
 こうした正規の手続を踏まずに、ルールを無視して自らのやり方を押し通そうとする環境省の姑息な姿勢こそが、水俣病問題の根本解決を何十年にもわたり遅らせてきた、最大の原因であることを肝に銘ずべきです。

 したがって、小林室長の行動に対して強く抗議し、謝罪を要求するとともに、7月9日の交渉に応じるよう再度申し入れます。

以上

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